ビットコインを考案した人物!

いまだ招待は不明、ビットコイン最大の謎・・・

 

サトシ・ナカモトは、ビットコインの考案者のされる人物である。

現在の銀行システムに批判的で、ビットコイン開発の動機と関係があるとされる。

2010年半ばに姿を消してからは行方わからず、数々の詮索にもかかわらずいまだに招待は判明していない。

サトシ・ナカモトではないかと言われた主な人物たち

ビットコイン

ニック・ザボー

2013年、ブロガーのテキスト解析により、文章に関連性があるとされた。

また、ザボー氏は、ビット・ゴールドの考案者でもあり、関連性が深いと考えられた。

なお、本人は否定している。

ビットコイン

ハル・フィニー

暗号学者。ビットコインの発明当初、最初にサトシとメールを交わしたり、ビットコインを送りあったと言われる。

彼の住んでいる場所から数ブロック先に、ドリアン・ナカモト氏が住んでおり、彼はドリアン氏の名前を拝借したのだという説がある。

すでに故人であり、本人はサトシではないと否定している。

ビットコイン

ドリアン・ナカモト

日経アメリカ人のコンピューターエンジニアであり、生誕時の名前が、サトシ・ナカモトであった。

2014年3月、これをスクープとして米Newsweekに対してプライバシーを不当に暴かれたと訴訟の準備を表明している。

ビットコイン

クレイグ・ライト

最も新しいサトシ・ナカモト。ライト氏はオーストラリアの実業家で、2015年12月、Wired誌が、クレイグ・ライト氏が本物だとブログに書いたことより、騒ぎが拡大する。

結局、ライト氏から直接的な証拠は示されず、「私には勇気がありません」というメッセージを残して、消えてしまった。

サトシ・ナカモトは、2008年10月、暗号学のメーリングリストに論文を発表し、ビットコインの考案者とされる人物である。

中本哲史とも書かれているが、これは仮名だと考えられている。

彼の論文やメールの投稿などから、少なくとも英語をネイティブしており、日本人である可能性はないと考えられている。

彼は、ビットコインの論文を発表するとともに、その後、実際に動くソフトウェアを自ら開発し、オープンソースとして公開した。

大臣への批判をブロックに

その時のメールには、「中央銀行は通貨の価値を毀損しないと思われているが、通貨の歴史というのは、その信頼への度重なる違反の歴史である」と記述している。

また、サトシは、ビットコインの最初のブロックに、次のようなメッセージを埋め込んでいる。

「大臣は銀行への二度目の救済を決めようとしている」

これは、2008年からのリーマンショックへの対応を批判したものである。

このような経緯から、サトシは、現在の貨幣システムへの疑念を持っている人物であると考えられ、ビットコイン発明の動機と重なると言われている。

サトシは、2010年の半ばごろには、メーリングリストやフォーラムから完全に姿を消してしまった。

サトシと実際に合ったと証言する人物は存在しない。

ビットコインが有名になるにつれ、この謎めいた人物の招待について大手のメディアを含む多くの人が「この人物がサトシである」といううわさが立ちながらも、決定的な証拠は見つかっていない。

100万ビットコインは動かず

2015年には、米Wired誌がいくつかの証拠を挙げて、オーストラリアの実業家クレイグ・ライト氏がサトシであるという論考を掲載した。

これを受けてライト氏は英BBCのインタビューを受け、「自分がサトシであるということを証明してみせる」と述べた。

結局この証明はなされず、ライト氏がサトシであるかどうかは疑わしいという結論になった。

サトシは初期に自ら採掘した100万ビットコイン(現物価値で約600憶円相当)のコインを保有していると言われている。

これは、2010年以降、一度も動かされたことがない。

子のコインを動かす権限を持つのはサトシ本人だけであり、動かした証拠はブロックチェーン上で疑いなく明らかになる。

そのため、ある人物が宣言してコインを動かせば、その人物がサトシであるという証拠になる。

なお、サトシは個人であるという説が有力だが、ぐr-ぷであるとする説や、期間とする説、すでに故人であるという説もある。

いずれにしても、どの説も一長一短があり、結局何ら招待は判明していない。

ただし、ビットコインにとっては、サトシがいなくなってもシステムは動き続けるし、サトシが再び現れてもビットコインを支配できるわけでもない。

それが非中央集権型のシステムであり、まさにサトシの構想が実現しているといえる。