高騰は魅力的に見えるがバブルの可能性もある?

様々な特徴があるビットコインですが、最も目を引かれるのは、激しい価格変動でしょう。

とくに2017年後半は、「暴騰」ともいえる値上がりを見せていて、10月には過去最高更新が相次ぎました。2017年12月に200万オーバーを記録。

2016年4月には4万円でBTC前後だえった価格は、2017年11月で80万円、12月で220万円わずか2年足らずで何十倍近いカアクにまで上昇しています。

また、1日の変動幅もかなり大きく、10%以上も価格を上下させることも珍しくはないのです。

しかし、この高騰するレートは、同時に「危うさ」も内包している可能性が高いことは無視できません。

「ビットコインの実態と価格のバランスが釣り合っているかどうか」は疑問であり、この高騰はかつての「ITバブル」を連想させます。

あの時も短期間でバブルが弾けて大変な状態になりました。

ビットコインもそうならないという保証はないことは押さえて起きたところです。

ブームの加熱で高騰したということは、ブームの終焉で急落する可能性もあるということです。

いまの好調な状況だけに惑わされず、ブームが去ったときのリスクヘッジも織り込んだ投資を行うことが求められます。

また、ビットコインは日経平均と株価、世界の金利動向と為替レートのような、明確なファンダメンタルズが存在せず、需要と供給が価格に反映されやすいです。

そのため、株式や投資信託、FXとは異なる上昇、下降トレンドを形成する可能性もあるため、分散投資先として利用することもできます。

ただし、ビットコインには株式の配当や金や株式優待のようなインカムゲインはないので、それを踏まえたうえでの分散投資先として購入しましょう。

株式や投信よりもハイリターンを狙えるのが魅力!その分リスクコントロールは絶対に必要?

ビットコイン価格は短期間でも大きく動く

ビットコイン最大の特徴は激しいレートの変動です。

1日で10%以上の上下幅で値動きすることも珍しくなく、売買のタイミングを計るのは上級者でも至難の業。

ビギナーのうちはデイトレードのような短期売買は避けるのがおすすめです。

乱高下する価格に対するリスクヘッジは大鉄則?

ビットコインは価格に影響する要因がわかりにくく、激しい値動きを読み切るのは投資の専門家でも不可能に近いです。

とくにビギナーは急落したときに取り返しのつかない投資を行うのは絶対にNG。購入額の上限を設定したり、少額を積み重ねていくなど、リスクを念頭においた「自分ルール」を決めてから投資しましょう。

戦争リスクや経済危機でビットコイン買いは伸びる?

ビットコインは特定の出来事が値動きに影響することは少ないですが、過去の法定通貨危機や戦争リスクの高まりでは買いに振れて価格が上昇しいます。

また、大手取引所が閉鎖されたり、国家による規制強化などの不安材料となるニュースが報じられると、ウリが伸長して急落してしまうことが多いです。

既存の金融商品と異なる分散投資先に活用できる?

ビットコインは基本的に購入時と売却時の価格差が損益となり、保有しているだけで利益を得られるインカムゲインは存在しません。

また、株式や投資信託、FXのように世界の経済や政治の影響を受けにくく、単純な需給で価格が変動するという傾向がみられることから、既存の金融商品とは異なる分散投資先として利用価値もあります。

ただし、価格変動が大きくて投機的な要素が強いというリスクはしっかりと押さえておきたいですね。