1.手数料の比較について
仮想通貨が大きく注目されるようになり、多くの人が仮想通貨取引所を利用するようになりました。それぞれの仮想通貨取引所によってサービス内容も異なるため、どこを利用するのが一番良いのかという答えはなかなか出ませんが、その基準のひとつとして手数料の違いがあります。
仮想通貨のやりとりをするときには、取引所に手数料を支払う必要があります。仮想通貨取引所にとっての収益源のひとつなので、手数料が発生するのは仕方のないことです。
しかし頻繁に取引をしたり大きく動かしたりするときには、この手数料の違いによる影響は無視できません。
一回の取引で発生する手数料自体はそれほど大きなものではありませんが、手数料による影響を見落としている人が多いので注意しましょう。
コスト面から仮想通貨の運用を見直していくために、各仮想通貨取引所の手数料を比較して見ていきたいと思います。
2.ビットフライヤーの手数料
ビットフライヤーの手数料は、それぞれの取引内容によって異なってきます。無料になっているものもあれば、一定の割合で手数料が発生するものもああります。
ビットコインを始めとした仮想通貨の販売所の場合、手数料は無料になっています。しかし、これが取引所になると金額によって手数料が発生します。10万円~20万円、20万円~50万円、50万円~100万円という刻み方で手数料が安くなっていきます。
これはビットコイン取引所とLightning 現物の2つで適用される手数料となっています。
また、売買なら無料と表記されていても実際にはスプレッド手数料が生じているため、明確に手数料として支払うものとは別に負担が発生している点にも注意しましょう。
3.ザイフの手数料
仮想通貨取引所の手数料について比較をする際、必ずと言っていいほど話題になるのがザイフです。それはなぜかというと、取引手数料がマイナスになっているからです。
ビットコインの取引をすると手数料0.01%がもらえます。本来ならお金を払わなければいけない場面で、逆にお金がもらえるのは驚きです。
しかも、キャンペーン期間中なら5倍の0.05%になるため、短期間で積極的に取引をしたい人ならこのチャンスを逃すのはとてももったいないことです。
ちなみにほかの仮想通貨では取引手数料はマイナスにはなっていませんが、それでも無料となっています。
4.GMOコインの手数料
GMOコインでの手数料は、基本的に無料です。これは入金と出金の両方で共通していますが、入金時にマイナーへ支払う手数料は自己負担になるので注意してください。しかし、それ以外では無料で取引ができるので、コストを抑えて仮想通貨の運用をしたい人にとってGMOコインはとても魅力的です。
仮想通貨の取引手数料が無料なところは多いのですが、GMOコインの場合は日本円出金手数料も無料になっていることが大きなメリットです。手数料は色々なところで発生するもので、仮想通貨は0円で横並びでも出金手数料が高ければ他の仮想通貨取引所よりも損をすることがあります。その点、GMOコインなら安心です。
5.まとめ
仮想通貨取引所は、国内だけではなく海外にもあります。そして、それぞれで異なる手数料が設定されているため、最初はどこが良いのか迷ってしまうかもしれません。
サービス内容の違いもあるのでどこがベストなのかを判断するのは難しいかもしれませんが、手数料だけに注目しすぎて他の部分での比較を忘れないようにしましょう。
損得は重要なことですが、自分にとって使いやすいのか、何かあったときにもすぐに対応できるのかなど総合的に判断していきましょう。手数料の比較は仮想通貨取引所を選ぶ基準のひとつであり、それだけがすべてではないのです。